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予防歯科、矯正・　インプラントに燃える歯医者さんけやき通り歯科・矯正歯科ブロエモンです。
院内新聞の夏号がでました〜ヽ(￣Д￣ヽ)(/￣Д￣)/
今日は、その中から院長コラムを紹介します♪

D.Bratthal 元WHO顧問、スウェーデン王立マルメ大学歯学部名誉教授。

「歯科大の臨床実習で、手先が大変器用な学生がいた。
確かに当時はこのような学生がよい歯科医師になり、それほど器用でないものは、良い歯科医師になれないと考えられていた。


私自身、充填（つめもの）やクラウン（かぶせもの）が必要になったら、そのような技術の確かな歯科医師を探すだろう。
しかし、よく考えてみると、私は出来れば自分の歯に充填をして欲しくない。
だいたい、もともと充填を必要とするようなう蝕（むし歯）があってはいけないのだ。

言い換えれば私は、早期にう蝕（むし歯）のリスク（おこってしまう危険性）を見極め、齲窩（むし歯による穴）が形成される前にう蝕を治療し（フッ素や食生活の改善で初期う蝕は治るのです）、保存修復処置（むし歯を削って詰めたりかぶせたりする処置）を不要とする歯科医にかかりたいと思う。

こういう人が、真の凄腕の専門家なのだ。」

これは予防歯科の権威、故　D.Bratthal の言葉です。


６月に、良先生、歯科衛生士６人と山形の日吉歯科さんに予防歯科研修に行ってきました。
日吉歯科さんの院長先生である、熊谷先生は日本での予防歯科の先駆者であり、
前述のD.Bratthalの友人であり、同じ志を持つ者です。

最近こそ、「予防歯科が大事だ。虫歯治療は修理だから、環境を変えないで治療をしても、繰り返し壊れて、最後になくなってしまう。」という考えがようやく広まって来ています。
しかし、私が熊谷先生のお話を聞いた１０年前、私も目からウロコでしたし、
そんなことをやっている歯科医院さんは熊本にはほとんどありませんでした。

それを、もう２５年もされています。

患者さんのリスク（病気になる可能性）に合わせ、定期的にクリーニングや指導を行い、むし歯や歯周病の発症を抑える、
そんな素晴らしい仕事をずっとされている日吉歯科さん。
歯科ユニット（イス）は２９台あり、担当制の歯科衛生士さんが、その方に合わせたメインテナンスを行います。
治療用のユニットはわずかに数台。

予防で通う来院者は、お子さんも、お孫さんも通い、１００年続く歯科医院を目指されています。
予防の大切さを長い間伝える努力をされてきた結果、市内の1/4の方が、予防のためにその日吉歯科に通われています。

今回、７０歳になられた熊谷先生のお話を聞き、熱い思いを引き継ぐことが出来たと思います。
お話を聞き、その思いに触れた感動のあまり、良先生は泣きそうになっていました。

当院も、熊谷先生という高い頂きを見ることができました。道のりは遠いですが、
今回の研修を通じて、決して届かない場所ではないと思いました。

歯周病が進行することで、心臓疾患や脳疾患など全身的な病気が発症しやすくなることがわかってきています。
むし歯で歯がなくなれば、年をとって、美味しく食事をすることができなくなるばかりだけでなく、
よく噛めないため痴呆や寝たきりになりやすいとことが、データとしてわかっています。

私たちの仕事は、単に歯を守るだけでなく、その方の健康を担っているのだと、思いを新たにし、顔晴って行きます！！



けやき通り歯科・矯正歯科　〒862-0962　熊本市南区田迎２丁目１８−１２　　
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