新しい「神経の治療法」を勉強してきました

2009年11月10日

予防歯科矯正・ インプラントに燃える医療法人 熊本けやき通り歯科医院ブロエモンです。

今日は、院長のブログを紹介します〜\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/


新しい「神経の治療法」を勉強してきました
院長の西村です。

日曜は、私の出身大学鹿児島大学歯学部の先輩であり、
歯の神経の治療を専門的に勉強されている、宮崎の根井先生のセミナーに勤務医の福井先生と参加してきました。

むし歯が進行し、歯の神経まで腐敗し始めて、初めて痛みが出て、むし歯に気づく患者様が、まだ多くいらっしゃいます。
その時は、今の歯科医学では、歯の中の神経そのものをとってしまう治療法しかないのが現状です。

私もなんとか残したくて抗生剤を使ったりいろいろやってきましたが、決定的な治療法は未だありません。
最近MPAという特殊な材料が出て、ごく初期の神経の炎症程度でしたら、神経を取らずに済ませられる可能性も出てきました。
しかし、自費治療にしか使えない保険外の高価な材料のため、おいそれと使うことができません。

それで、神経を取る治療は、今の私たち歯科医師の日常行っている治療の中の12,3%を占めているのが現状です。

患者様にとっても、ここをきちんとしてもらわないと、抜歯になってしまう可能性が高くなる大事なポイントでもあります。

しかし、歯の神経は3次元的に複雑な形態をしているため、治療が難しいのです。従来の治療法はステンレスのファイルといってハリみたのものを使うのが主流でした。これは、固い金属のため、曲がっている根っこが多い多くの歯では、かなりの確率で治療が不十分にならざるを得ませんでした。

それで、出てきた新しい治療器具がニッケルチタンファイルです。
これも、出始めの時期は、破折したりと問題が多くありました。

しかし、ここ数年で大きく改良され、良い器具が手に入る用になってきて、神経の治療法が大きく変化し始めました。

日曜のセミナーは、この新しい治療法の勉強を詳しくさせていただきました。
新しい「神経の治療法」を勉強してきました
すでに当院で導入済みですが、スイス製のプロテーパー、そしてX-SMARTという優れた器具を使い、3次元的に神経の治療をよりよくする方法です。


とはいえ、神経は失ってしまったら歯の寿命は明らかに短くなることは明らかです。なるべく、そうならないように予防処置でお手伝いをしていきたいと思いますし、残念ながら神経を失った際には、なるべく歯が長く残るように、今回の勉強を活かしながら、精度の高い治療を行っていきたいと思います。


根井先生、素晴らしいセミナーを有り難うございました。

新しい「神経の治療法」を勉強してきました
カメラ根井先生と福井先生、wtsメンバーの長先生と、そして私。


同じカテゴリー(☆院長日記☆)の記事画像
「子育て支援優良企業」で表彰を受けました(^_-)-☆
歯並びとお子さんの健康(ワイヤーママ1月号より)
2016年の抱負〜院長コラムより
年頭のご挨拶(院長ブログ)
今年もよろしくお願いします〜院長より年頭の挨拶
子供の受験で学んだこと
同じカテゴリー(☆院長日記☆)の記事
 「子育て支援優良企業」で表彰を受けました(^_-)-☆ (2018-02-04 15:54)
 歯並びとお子さんの健康(ワイヤーママ1月号より) (2017-12-07 15:52)
 2016年の抱負〜院長コラムより (2016-01-06 11:30)
 年頭のご挨拶(院長ブログ) (2013-01-04 15:48)
 今年もよろしくお願いします〜院長より年頭の挨拶 (2012-01-01 07:00)
 船越英次先生のインプラントアドバンスコース受講中です。 (2010-03-28 09:37)

Posted by けやき通り歯科・矯正歯科 at 22:59│Comments(0)☆院長日記☆
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。